出産後、スキンケアをするのがめんどくさくなったので、兼ねてから興味のあった肌断食をゆるく実践しました。

でも肌断食って本当に良いのかなぁ?
やってみてわかったことをまとめます。
この記事はこんな人にオススメ
●肌断食をやってみたいけど疑問に思っている人
●肌断食のやり方を知りたい人
タップできるもくじ
肌断食とは?
肌断食とは、化粧水をはじめとしたスキンケア用品・化粧品を使用しないことです。
肌本来の保湿能力やバリア機能を取り戻して肌を状態を整えていく(美肌を目指す)もの。
洗顔も水かぬるま湯、メイクもしない!というハードな肌断食から、週末だけ行う「プチ断食」と、肌断食のやり方はいろいろあります。
第一人者は宇津木龍一さん
この本を読むと、肌断食の考え方がよくわかります。
本来スキンケアといえば、皮膚科の分野ですが、私のスキンケア法はやけどの治療を基礎とした、形成外科式スキンケア法である点が、最大の特徴です。
肌の悩みがすべて消える経った1つの方法
肌断食、本当に良いのだろうか?

肌断食のことを調べると、専門家の中でも意見が分かれます。
その理由は、向かない人がいることと、「美容法」としては現実ではないこと。
実際にしてみた人からも良い口コミと悪い口コミがあります。
その理由は、肌断食は美肌への特効薬ではなく、効果が出るまでに時間がかかるからだと思います。
肌断食の好転反応のメカニズム
肌断食は今まで行っていたスキンケアをストップさせるので、そのギャップで乾燥して皮が剥けたり、毛穴に角栓ができたりします。
これが肌のターンオーバーを正常化する過程で起こる好転反応です。

①肌断食を行うと、素肌の保湿成分が不足しているので乾燥する。
②乾燥を補おうと皮脂が過剰に分泌される。
③ターンオーバーの乱れから、毛穴の皮脂や角質が詰まる。そうしてできるのが角栓。
ターンオーバーの工程の中でうるおい成分もできるので、ターンオーバーが速まると乾燥した角質(未成熟な角質)が育ちます。
未成熟な角質は剥がれ落ちる機能も低下しているので、毛穴に詰まりやすくなるという悪循環が生まれます。

肌が本来の力を取り戻すのには時間がかかるのね〜
肌断食をして肌が本来の機能を取り戻すのにかかる期間は、1ヶ月から遅い人で3年と言われています。
肌断食に向かないタイプとは?
アトピーの人
アトピーの人のほとんどは乾燥肌で、皮膚のバリア機能が低下しています。
肌断食をして乾燥した状態に肌を長時間さらすことは、アレルゲンの侵入(ダニ・ホコリ・食べ物)のリスクを高めることになってしまいます。
ニキビで悩む思春期・オイリー肌の人
ニキビができる原因は①ターンオーバーがうまくいかなくなり、毛穴に角質や皮脂が詰まる。②思春期に増加する男性ホルモンによる皮脂の過剰分泌。③アクネ菌の増加。です。
肌断食をすると必要な量の皮脂しか出なくなるのでは?と考えがちですが、ホルモンのバランスが崩れて男性ホルモンが多く出ている状態では、皮脂の分泌はどうしても多くなってしまいます。

私たちはホルモンの奴隷なんだよね、、、
ホルモンの奴隷といえばコチラの記事

毎日しっかりメイクをする人
肌断食の考え方の基本は、肌本来の力を取り戻すために「つけない、こすらない、洗いすぎない」。
つまり、メイクができません!!!
美容法としては、メイクも楽しみつつ、お肌に負担なく美肌を目指す方法が理想なので、美容法として現実的ではない、というのはこの辺りでしょうか。
今の肌に満足している人、さらに美肌を目指す人
肌断食は、スキンケアをストップして肌本来の力を取り戻す方法です。
肌断食は、やけどなどの皮膚の疾病を治す治療法を基礎としているので、やはり「美容法」とは少し違う気がします。
普通にスキンケアできて多少肌の調子が優れない人が、今よりも美肌を求めて肌断食をするには過酷すぎる方法です。
肌断食に向くタイプとは?
ぶっちゃけ、やってみたい人はやってみれば良いと思います。
強いていうなら、「スキンケア用品・化粧品の影響で肌荒れしている人」「コストパフォーマンスや時短を優先する人」でしょうか。

今までのスキンケアが合っていない人は、肌断食の効果を実感するわよ!きっと!
また、今のスキンケア用品には贅沢な成分が配合されているものも多いので、肌に過度の栄養を与えて本来あるはずの機能が低下している場合もあります。
その贅沢な成分の入っているスキンケア用品は値段が高い!
それだけの値段、働いてくれているか?と疑問に思う人も、肌断食は自家製の美容液と考えればやってみる価値ありですね!
あとは、皮脂の分泌がかなり落ちている人、本来の肌が健康的な人は、好転反応期間が短く、自分の肌本来の力を取り戻すのが早いと思います。
(そもそも肌の力を発揮している)
素人には判断が難しい!それが肌断食!

やってみると「あーこれが噂の好転反応」という感じになるのですが、その期間が長すぎたり、どんどん悪化するのには、流石に心が折れてしまいます。
自分の肌に合った方法なのか、今の肌の状態で続けても良いのか判断することはなかなか難しいもの。
いったん肌荒れがひどくなると、肌本来の力も治すことに力を使い、ニキビや脂漏性皮膚炎が慢性化したりと、肌トラブルが絶えなくなる可能性だってあります。

結局、素人には好転反応かどうかもわからないよね!
肌断食は自分でアレンジしてやるが正解!
好転反応とはいえ、その終わりのわからないひどい肌荒れをするのは危険!(精神的にも)
ということで、ギャップによって起こる好転反応を少なくしながら、肌の負担を減らすようなメイクもしつつ、肌本来の力を取り戻したらいいじゃん!というのが私の考えです。
なので肌断食は、徐々にやる!自分に合った方法でやる!
以下、私の場合です。
(洗顔)朝は水洗顔、夜は洗顔フォーム、メイクした日はクレンジングも。
(スキンケア)化粧水とワセリン。
(メイク)する日もある。日焼け止めは塗る。
メイクは肌の負担が減るようお湯でも落ちるものに変えました!
ワセリンは、普通のワセリンやベビーワセリンを試しましたが、「サンホワイトのシルキー」が一番塗りやすかったです。
肌断食を1年間ゆるくやった効果は?

ゆるくやっていたので、大きな肌荒れもなかったのですが、
●季節の変わり目に必ず鼻の皮が剥けていたのに、剥けなくなった。
●スキンケアをライン使いしていた時と、さほど肌の状態が変わらない。
というのが私が実感した効果。

スキンケア用品をラインで買わなくなったのは、すっごい節約!やってよかった!
以前と変わらず、今でも肌が乾燥する時もあるし、あごあたりに吹き出物が出る時もあります。(40代の証)
まとめ
肌断食やってみたかったので、やってよかったです!
100人100通りのお肌です。
お肌の状態は、食事、季節の変わり目、ストレス、体調、ホルモンバランス、そして加齢!など、スキンケア用品・化粧品以外の要因も関係しています。
本やネットで書かれていることをベースとしながら、自分が合わないと感じたところは自分なりにアレンジすることが重要だと思いました。
肌断食に興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。